スピリチュアルな観点からすれば、人は皆、この世で「人として生きる経験」を通して、たましいの学びを重ねている存在で、
人生とは、数十年という時間を掛けた、学びの旅なのです。
人生の長さはそれぞれ違いますが、「生まれて、そしていつかは、人生をおえていく」という過程は、皆に共通しているしくみです。
誰もが必ず、その過程をたどっていく。そうとわかっていても、「自分もいつかは、この人生をおえるのだなあ」と考えると、少なからず、恐怖感や寂しさを覚えるものではないでしょうか。
それは、まだ経験していないことへの怖れでもあるけれど、自分の親しい人たちや、関わりが大きかったものたちとの「繋がり」「絆」が、離れがたい、去りがたいという感覚を生じさせるのだと思います。
この世を去りがたいという、生きている私たちが抱く思いとは、「この世に愛する人がいる、愛する対象があるため」です。
その対象が、私たちに「この場所に居たい」と思わせてくれている、「この世に留めてくれている」とも、いえますよね。
それが「生かされている」ということではないでしょうか。
そういう人たちがいてくれて、そういう対象や事象が存在してくれているからこそ、私たちは、ここに居られ続けています。
それが、繋がりという力です。
自力だけではなく、霊界の計らいだけでなく「この世でともに学んでいる人たちや、この世の事象との繋がりが、私たちを生かしてくれている」のです。
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