女性同士の人間関係は「共感」が大切。

女性同士の人間関係では、「それ、同じだね~」という親しみとか、「それ、私もわかるわ~」という分かち合いなどの、共感がとても重視されます。

他の記事でもよく書いていることですが、男性の人間関係とは「縦の序列」で作られることが多く、女性同士の関係は「横繋がり」で作られることが多いです。横並びの繋がりには、感情を共有するとか、同感であることを示すことで関係がつくられていきます。

女性同士の人間関係が苦手でうまくいかない人は、この「共感」が上手でない人が多いですね。

共感するという感覚が(備わっている性質として)薄い人は、相手が考えていることや、こう言ってほしいんだろうなということの把握が苦手になります。

または、相手が考えていることがわかっても、自分の主張がそれと違う場合には、はっきりノーと言いたくなってしまう、表向きの態度だけ「そうだよね」と言いたくないという気持ちが強い人も、共感を「示さない」ので、うまく関係がつくられなかったり、集団に馴染めなかったりします。

人は皆それぞれ違う個性をもっているのだから、同性だから感性が近い部分はあるとはいえ、すべてが同じわけはないし、実際のところは共感できる事柄ばかりではありませんよね(^_^;)。

それでも、人間関係をそれなりにうまくやっていくことも、社会の中で関係性をつくっていくには、合わせることも必要だから、なんとかうまくあわせているというのが実際のところではないでしょうか。

そういう割り切りの上で、ほどよく合わせながら、お互いに助けたり助けられたりの関係になって、なんとなく繋がっているのが女性同士の大部分の関係だというふうに、そのくらいの受け止め方で、肩の力を抜いてみるといいと思います。

うまくいかない人は、うまくいかせようと頑張りすぎていたり、うまくいかない原因探しをしたりして消耗してしまうのだけれども、大事なことはその一点で、そこがなんとかやれれば、集団から浮くようなことは減るはずです。

・・・でも、そうして作った関係を、自分が心から楽しめるかはまた別です。それは、性質や性格が関係しますから。

楽しむことと、うまくやることは違う(場合もある)ので、うまくいかなくて困っているなら、うまくいかせることをまずは工夫してみたらいいですよね。楽しむのはその次の段階としましょう。

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