私たち人間は「肉体をもった、霊的な存在」なので、すべての人に霊感があります。
霊が見えるとか、霊の声が聞こえることだけが霊感ではなく、ほかにもさまざまな種類があり、日常の中で必要に応じて発揮されています。
しかし、自分でそれを霊感によるものと認識することは、まずないでしょうけれどね。。。
前述のとおり、人は「肉体的な要素」と「霊的な要素」で構成されていて、霊感は後者と関連しますから、
「霊感」とは、「たましいの領域から備えてきている、生まれもったもの」といえるでしょう。
人が、この世にやってくる前にいる場所とは、
霊界の「グループソウル」と呼ばれる、たましいの領域です。
そこからわかれて、肉体をともなって、この世にやってくるのです。
たましいの領域には、これまでの経験値が蓄積されています。
人は、何度も生まれ変わって学ぶことをくり返していますから、今回の人生以前の生があり、それを「前世」といいます。
前世の経験値は、たましいの領域に刻まれて蓄積されていき、そこから「今回の学びの目的にみあった一部分」を、
備えてうまれてきたのが、今世の自分ということになります。
何度も生まれ変り、さまざまな経験を重ねていくほど、経験値の中に、よく知っていて慣れている分野とか、得意でうまくできる事柄などの「特徴」がでてきますよね。
そうした特徴が、生まれ持った気質、性質、体質などとして反映することとなり、霊感の備わり方も、その中に含まれるのです。
霊感の度合いが、大きいとか、小さいとか、
見える、聞こえる、感じるのうち、どれが得意であるとか、
そうした特徴のうち、大部分は、
たましいの領域に蓄積されている経験値から、今世の自分が、備えて生まれてきたものとなります。
そして、ごく一部は、今世の経験値から培われたものかもしれませんね。今世での経験値も、たましいの領域にリアルタイムで刻まれていますから。
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