よくいただく質問で「自分は直感力が高いほうだと思うけれど、しかし、これだ!と直感したことが当たらないこともある。どうしてなのか?」という内容があります。
多くの方が経験していることだと思うのです。これはきっとこうなる!確信があったのに、実際のものごとの展開はそうならず、あら?と思うようなことが。
結論からいえば、どれほどに直感力が優れていても全部が当たることはないのが「普通」で「そういうもの」です。理由は以下のとおりです。
まずは、解釈のしかたを整理すると、
どうして直感が当たらないのか?という疑問がでてくるのは、つまりは「直感は、ほとんど当たるものだ」という前提があるからで、
どうしてそう思うかといえば、「根拠なくいきなりひらめくのは、守護霊が働きかけをしているか、自分のサイキック的能力(自分自身に備わっている超能力)とかで、答えをキャッチしていると認識しているから」ですよね。
しかし実際のところは、直感することの大部分は「脳の働き」で、
スピリチュアル働きかけによるものは、ごく一部です。
以前に読んだ脳科学か心理学かの本(スピリチュアルの本ではない)によれば、思考をすることは、かなりの負荷が脳に掛かるそうです。それで、脳が負荷を減らそうして、これまでの経験値などから推察される答えを瞬間的に思いつくようになっているそうです。
なので、人間の感覚で「直感した」ことには、外からやってきたひらめきばかりではなく、脳が(負荷を減らすために)つくっている反応が、かなり含まれているということなのです。
人間の感覚では、スピリチュアルな働きかけのある直感と、脳がつくっている反応をわけることはできません。これらは繋がっていて、直感力が高い人ほどなめらかなグラデーションで混じり合っているからです。
脳が返してきた反応も「経験則がいかされて当たる」こともあります。ですが、状況が違っているケースに経験則の反応がでてくれば「当たらない」ですから、そこを人間の感覚ではわけられないので「全部は当たらない」のですね。
こうしたいろいろなことが混じり合っているものだと、しくみをわかっておくと冷静になれるので、期待し過ぎず、否定もし過ぎず、その中間のバランスが保たれると、直感力をいかしやすくなるでしょう。
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