「繋がり」が与えてくれる力。

たとえば、他者との繋がり。または、場所との繋がり。社会との繋がり。

というふうに、「何かとの繋がり」をもっていられると、人は安心を覚えるものです。

それらは、自分に何らかの役割や名称を与えてくれるからです。

山田さんからみた友だちである自分、会社からみた社員の自分、上司からみた部下である自分というように、

繋がりがあることで、相対的に、自分が「何かの存在でいられる」ことが、安心になるのです。

友だち付き合いなんて面倒!と思っても、いざ付き合いから離れると、「これでよかったのかな」という思いがでるのは、繋がりのない状態の不安感がでてくるからでしょうね。

仕事をやめて、ストレスがなくなってスッキリした、もうわからずやの部長と関わらなくていいのでせいせいしたという気持ちになっても、

数日もすると、会社という組織に属していないことが不安になってきて、また仕事をしたくなるという経験は、多くの人がもっているのではないでしょうか(^_^;)笑。

繋がりは、維持していくための負担が大きいです。ですからときどき、そこから離れて身軽になりたいと思ってしまいます。

けれど、それあるからこそ、安心が得られているんですよね。

負担で、面倒で、重くて、自由になれない繋がりにも、私たちは「助けられている」のです。

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