自分を低評価せず、自分の価値を認めていく。

自分らしさを発揮していくことは、人生を豊かで充実したものにしていくことにつながります。そのためには「自分を否定しない」「自分の価値を低評価しない」ことが大事です。自分を否定してしまうと、本来備わっている力を十分に発揮でいない上に、自分にとってふさわしい判断や選択ができなくなってしまうからです。

天使の姿をした少女

このときの「否定しない」とは、「自分自身に対する否定」のことです。

自分なんてどうせダメなんだとか、自分はいつも失敗するからまた失敗するだろうと決めつけるとか、何らかの否定的な認識があるなら、それを手放していきましょうという意味です。なぜならそれらの大部分は、大昔の出来事をそのまま持ち越してしまっている「思い込み」だからです。

やる気がなくなったとか、嫌な気分になったとかの「否定的な感情のことを言っているのではない」ので注意してください。

ブログに書いてあることをやってみても、なかなかうまくいかない人は「自分への否定的な認識」を手放すのではなく、その都度いろいろなことに発生する「否定的な感情」にとりくもうとして焦点がずれているケースが多い気がします。

否定的な感情というのは、ある事柄や人に対する反応として出てくる「表面のこと」ですよね。「根本」にある否定を見つけて、手放しましょうということです。根本が変わっていくと少しずつ外側へも派生して、感情のあらわれもいずれ変わっていきます。

自分を否定したまま、自分を認めようとすると、無理なこじつけになってしまうので、本心からそれを信じることができません。時間が経てば元に戻ってしまいます。

自分への否定に気づいて手放すと、自然に(無意識で)自分を認めることができるようになり、無理が掛からないので、自分の内にエネルギーがしっかり集まり、日々の言動にそれを乗せてあらわすことができるようになります。

コメント

  1. アノ より:

    リカコさん、こんにちは。アノです。お久しぶりです。
    本日の記事は私の中でものすごく理解が進みました!

    「否定的な感情のことではない」
    感情とはそもそも反応的なものでそれ自体に良し悪しがないと聞きました。
    だから感情をジャッジしたり、ない事にするのはあまり意味がなく、自分の中にある認識を見直したり整えたりするということが大切なんだと理解しました。

    認識が変わった結果として、感情も変わってくることがある…ということはあるかもしれません。それでも悔しいものは悔しいだろうし、悲しいものは悲しいままかもしれないけど、否定的な感情をやっつけずに受け入れられればそれが自己受容でもあるのかな…。

    自分を習慣的に「悪く決めつけるクセ」に気づいて直すのが本当に大切ですね!これはしつこくてなかなかすぐには変わっていかないけど…とにかくも私自身が私の心の1番の味方になれたらいいなって考えることがありましたので、それでいいんだって思えました。

    本当に記事を読みながら「はっ」としてました。
    いつもありがとうございます

    • リカコ リカコ より:

      アノ様

      否定的な感情は、表面で起こる反応なので、見つけることは簡単なのですが、根本の「自分への否定」を見つけることはそれと比べるととても難しくなります。

      価値観と結びついているので、自分にとってそれが普通になっているし、むしろ「いいこと」「いい考え方」だと思ってしまっているケースもあるからです。自分から見た「悪く決めつけるクセ」とは限らず、「いいこととしてやっている」つもりのところに実は否定が存在していることもありますし、「根本」にあるものは、やはり「根深く」て複雑な配線がつくられてしまっていることは多いですね。