仕事に関する相談で多いのは「社内の人間関係」です。特に「上司とうまくいかない」「上司と考え方が違いすぎる」という悩みを持つ人は本当に多いです。
これは、30代半ば以降から増えてくる現象のひとつです。
なぜなら、そのくらいの年齢になると「上司の数が限られてくるから」です。
自分が若くて下っ端のうちは上司がたくさんいます。直属の上司だけでなく、関連部署の上司もいますし、上司の上司もいます。ピラミッドの上にたくさんの人がいますから、ひとりの上司と合わなくても、他の上司と気が合えばカバーされますし、異動もあるのでプラスマイナスがつりあっていくことは多いです。
しかし自分も年齢が上がっていけば、上司となる層がだんだん固定されていきます。対象の人数が少なくなれば、「ひとりの上司と合わない」ことの負荷は、以前とは比較にならない大きなものに感じられます。
解決方法として状況をどう越えていくといいかは、上司となんとか合わせていくほうがいいケースもあれば、それ以外の方法が適しているケースもあればで、最適解はそれぞれですが、
いずれにしても「年齢が上がってくると発生しやすい問題のひとつ」と、情報として知っておくと冷静になれます。自分の何が悪いのだろう?と考えてみても原因はそこになくて、単に「合わなさ」が以前より大きくあらわれているだけ、というケースは本当に少なくないのです。
コメント
内容がタイムリーで驚きました。今日上司とのことで嫌なことがあり、同じ部署の人に話を聞いてもらったばかりです。その人に私は推測する癖があると教えてもらい、感情的にならないように、自分の思いを押し付けないようにしないとと言われました。推測しないように意識しようと思いますが、難しいです。
さき様
30代以降になって、自分にも実力がついてくると、上司の足りないところも以前より見えてくるでしょうし(上司も人間ですから完璧でないので)そういうところも、新人の頃とは違う「難しさ」がでてくる時期なのだろうと思います。ここをこえると、楽になる時期もくると思うので、「さらに先の未来」「今より少し先の時期」に意識を向けていくといいでしょう(^_^)/