仕事の役割分担で、自分がやりたいことをやらせてもらえない場合があります。自分のほうがうまくできるのに、別の人に、やりがいのある仕事が回っていく、と不満に思うことなどもあるかもしれません。
まず、「やりたいのに、やらせてもらえない」という状況については、自分がそれをしたい、好きだから、というだけでは、仕事は回ってこないと理解しておく必要があります。
利益を生まなければいけない以上、できるだけリスクを排除して「うまくいく確率の高い人に、仕事をまかせる」でしょうから、気持ちだけが強くても、実力が伴わない場合は、受け入れるしかありません。
その仕事をこなす実力があるのに、役割が回ってこない、という場合は、実力以外のところに、何かの理由があるかもしれません。
実際に自分に力があるのに、他の人に仕事がまわっていくのは、「別の人のほうが、適任だ」と判断されていることになります。
その見立てが客観的に正しいかはともかく、すくなくとも、上司には、そう判断されているのでしょうから、
①上司とのコミュニケーションがうまく取れていないとか、
②自分に力があることを、うまくアピールできていないから、分かってもらえていないとか、
おそらく「何か」があるのです。
アピールといっても、何でも強気に出る、ということではなくて、「この仕事ならば、○○さんだよね」と、お墨付きをもらえるような立場を社内で作っていくとか、信頼を獲得していくとか、そういうことも仕事の能力の一つだと思います。
利害関係がある会社という場所では、実力以外の「いろいろ」が関連してくるのが現実です。社内で中堅以上になると、そのあたりをふまえた動きをとっていくことが前提として求められてきます。
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