必要以上に頑張り過ぎて、自分を追い込んでしまうタイプの方は、真面目で責任感が強いとも言えますが、その裏側にあるのは、実は「罪悪感」と「自己肯定感の薄さ」というケースがあります。
この場合の罪悪感とは、「頑張ることが当然であり、頑張っていない自分を許せない」という思いです。
自己肯定感の薄さとは、つまりは「自分への無価値感」です。「そのままの自分に価値はなく、人一倍頑張ることでやっと人並みの価値が出る。頑張らない自分には価値は生まれない」という低い評価が根底にあります。
そのため、このタイプの方は、どんな場面でも「頑張らずにいられなく」なります。
力いっぱいやらなくても、少し手抜きなくらいでも十分な場面でも、そうして柔軟に使い分けることができないので、常に疲弊していて、それでもなお完璧ではない自分を責めていることが多いです。もしくは、もっと頑張らないと!とさらなる意欲に燃えることもあります。
一般論として、「頑張ること」は、「素晴らしいこと」です。
そのため、ときにやり過ぎになっていることに、なかなか気づけないものです。または、気づいても、それを「どのように」変えたらいいのか分かりにくいですが、
一例として以下のように考えてみてはどうでしょう。
実際に、頑張るか否かという、行動だけを変えても、根底の「思い」が変わらなければ、時間がたって場面が変われば、自然とまた同じパターンで動いてしまう可能性が高いです。
見つめるべき点は、行動に結びつく「思い」のほうです。
自分は頑張りで、「何を、埋めようとしているのか」を考えてみましょう。
罪悪感、自己肯定感の薄さによる、「頑張りで、埋めなければならない空白」が心の中に「ある」ことにまずは気づいていくことです。
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