違いという感覚は、とても強い印象でわかりやすく、
同じという感覚は、いとも簡単になじんでしまい「普通」に思えるものです。
そのため、「理想と違う」、「ほしいものは、これではない」、「不十分だ」という感覚は、とてもわかりやすく、私たちの心を刺激します。
逆に、同じことには刺激を覚えませんから、昨日と同じ平穏さがあることや、今日という日を過ごしていることの価値は、普通に思えてしまいます。
違いの不満は大きく感じ、同じことのありがたさは気づきにくいけれども、得られているものの価値は大きいのです。
些細な不満を、とても大きく感じてしまい、大きな価値のあることを、当たり前にとらえてしまうことが、誰にもときどき起こってしまうけれど、
得られていることの価値は、わすれてはいけないことですね。
そういうことを意識して、ありがたいという思いをもつと、いつの間にか不満は落ち着いて、いつもの自分のペースが戻ってくるものです。
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