親切をうけとり、親切をお返ししていく。

他人からの親切や優しさが示されたなら、それを素直に受け取ることも、学びのひとつ。あなたがこの世で経験すべき事柄のひとつととらえてください。

変に遠慮したり、必要なことなのに「自分でできる」と言ったりすると、それが相手に配慮したつもりの言動であっても、誤解を招き、関係がこじれてしまう原因になることがあります。

優しい性格の人は、相手に負担を掛けたくないという思いから気兼ねして、ときどき誤解されることがあります。

頑なだと思われたり、受け入れられてないのだと相手が否定的に解釈をしてしまうことがあります。

ありがたく思っているなら、ありがたく受け取り、必要があれば後でお返しをすればよく、考え過ぎずに素直に好意を受けとめてください。

「してもらったら、相手に負担を掛けて悪いから」と受け取らないのでは、関係は深まりも広がりもしないことを覚えておきましょう。負担を掛けないのが「良いこととは限らない」のです。

この世という場所は、力を集めて協力しあって学ぶ場所です。

広い意味で、人はお互いに、迷惑を掛け合い、負担を与え合いながら協力して生活しています。そうしたやりとりを重ねることで、お互いが分かり、信頼や絆がつくられていきます。

迷惑や負担を気にして受け受け取らないという姿勢では、迷惑は掛けないけれども、その分、信頼や絆も得られにくいのです。

ありがたく受け取り、必要なときにはこちらもお返しをする、そうしたお互いさまの姿勢が理想的です。

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