どんなに自力が大きい人でも、自分ひとりだけでできることは限られています。何かしらの他力に支えられて毎日の生活は成り立っています。
他人がいることで思い通りにならないことは多く、他人のせいで自分が損をすることもときにはあるけれど、それでも、自分と他人との「人間関係」があることで、私たちは、ここにこうして存在していられます。
私たちの「生活」を支えているものは何かといえば、まず「お金」「住む場所」などの有形の財産が思い浮かびます。これらが必要であることはそのとおりで、生活をしていくには欠かせないものですが、人間関係という「無形の財産」が与えてくれているものも大きいです。
形がないぶん、価値に気づきにくいですが、
形がないからこそ、どのようにでも変化して、必要としているところがフォローされ、たりないところを学ばせてくれます。
人間関係が財産だという感覚は、十分な社会経験がない若いうちは、あまりピンとこない考え方かもしれません。大人になり、さまざまな種類のできごとに遭遇するほどに、この価値がよくわかるようになります。
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