自分を知るということは、冷蔵庫の中をチェックするようなこと。

自分の人生を実り多きものにしたいと思ったら、まずは、「自分について知ること」や、「自分をどのくらい知っているのか、改めて考えてみること」は、誰にとっても役立ちます。

知っていることは、意図的に活用しやすいです。それは自分自身のことも同様です。

これらの関係性を料理にたとえると、「自分を知っていること」は、「冷蔵庫にある、現時点での使える食材を把握している」ということです。

冷蔵庫を毎日のように開けたり閉めたりしていても、意外と、その中に何があるかまでは、わかっていないことが多いはずです。使おうとしている特定のそれしか、見ていないものですよね。

じっくりと中を見渡せば、過去に買って忘れているものや、毎日は出番がないものも、いろいろあると気づきます。

自分について知ることは、それとよく似ています。在るという事実を忘れているものや、在ると気づいていない要素を新たに見つけると、既存の(在ると自覚している)食材との組み合わせに、バリエーションがでてきます。

そうすると、いろんな場面で、「使い分ける」ことができますし、状況に「合わせる」こともできます。こうした幅があると、気持ちに余裕がでてきます。

ふさわしい調理器具はどんなものかという点も、選びやすくなります。

「ある」ものがわかると、たりないものも、認識しやすくなりますから、「あるものをいかす行動」をしたり、「たりないものを手に入れる行動」をしたり、その次の動きがとりやすくなります。

自分について知る方法はいくつもあります。自分で考えて把握することもできますし、周囲の人が、「あなたって、こういう人だよね」と教えてくれることもありますし、行動したことの結果から(何がうまくいき、何がそうでないか等)見つけることもできますね。

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