自分に制限をつけて、可能性を狭くしていることに気づく。

とても高い意欲と行動力がありながら「自分はここまでしかできない」「自分はこれしかできない」と、自分で制限をつけて可能性を狭くしている人がとても多いです。

たぶん本人的にはそんなつもりはなくて、「自分にはこれがいい」「自分にはこれがふさわしい」という肯定的な認識が、時間とともに強化されすぎて、自分を縛る制限になってしまっている状態です。

本来ならば望ましいものも、ワンパターンになってしまうとビミョウなずれが生じることもあります。「現状うまくいっていなくはないけれど、、、もう一段階進んでいくことができないなあ」というときは、このことを見つめ直すといいでしょう。

牡丹の上に座る女性

自分にはこれがいい、これがふさわしいという、合っているものを選んでことは大事です。そのほうが、うまくいくことは多いです。

ですが、うまくいく上限がくるのはわりと早いです。なぜなら、それは枠内に力を集めて「守りに入る」やり方でもあるからです。自分にあっていることだけをするのは、力を集める方法であると同時に、内側に「囲う」方法でもあります。

囲う方向に力を掛けるなら、外に向かう広がりは作られません。

ほどほどにうまくいっている状態で「それでいい」なら、いいと思います。ですが、もう一段階つきぬけたいとか、より外に可能性を広げていきたいなら、

囲うやり方に力をどれだけ掛けても、広がりにはつながらないので、

これまでの慣れた場所から、さらに外側へと、

意識と力の向かう先を変えていくことが必要です。

これまでのやり方を捨てるという意味ではなくて、その枠内だけにとらわれないようにするという意味です。

ものごとがまったくうまくいかないときは、これでいいのかなと考えることは簡単でも、ある程度はうまくまわっているときは、現状を肯定する気持ちがでてくるので、何がどう作用して広がりがつくられないのかに気づくことは難しく、何かもやっとしたままの状態で、力を余してしまっているケースがよくあります。

これは、そうなっていることに自分が気づくだけでもかなり変わります。

これまで自分的に「なし」だったものが「あり」にかわり、「今のままでいい」と思っていたものが「さらに外」「さらに先」を意識するようになれば、エネルギーの新しい動きが作られていくからでしょうね。

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