前に進んでいくための力とは、基本的には自分の行動がつくりだしていくものですが、人生の中でときどき、それらの動きを大きく後押ししてくれたり、先導してくれたりするような「外側からの働きかけ」が与えられることがあります。
大きく成長する時期には、まるでそのことを助けるかのような、人とのご縁がつくられて、刺激をうけたり、情報を得られたりすることがしばしばあるものです。
自分にとって、「その人が、そういう役割をしてくれている人だった」ことは、少し時間がたってからでないと気づかないものです。少なくとも数年、ときには10年くらいもたってからやっと、「考えてみれば、あのときのご縁が今の自分をつくっているのだなあ」と結びついてくることもあるでしょう。
自分の成長に、自分で気づくことは難しくて時間がかかるので、
成長につながったご縁を客観視することにも、時間がかかります。
私の場合でいえば、この人生で「先生」と「上司」に恵まれていたなあと思います。もちろん全員ではないけれど笑、総じて、目上の人から得られる刺激は大きく、たくさんの知識と知恵を与えていただいたと今でもときどき思い出して感謝しています。
この人生を進んでいくのは自分自身で、そのための力は自分の「行い」でつくりだしていくものだけれど、それらを後押ししてくれたり、先導してくれたりするのは「人」です。人の力が、自分を支えてくれて、進ませてくれるのです。
自分の行動によって順調に進んでいくときは、自分はこれがあっている、自分にはこのやり方が一番だというふうに、その状態を肯定していく考え方になりますから、
そこからさらに一段上に進んでいく必要があるときに、自分を引き上げるような「外からの力」を与えてくれる人とのご縁がつくられていくのでしょうね。
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