他人は自分の鏡という言葉のとおり、周囲の人のようすから自分を知ることができ、人間関係を通して大きく学ぶことができます。
揉め事が起こったり、分かり合えなかったりという、うまくいかない人間関係の中にも、自分を成長させるための学びは含まれています。
そこをしっかりとつかみとっていけば、関係が改善することもありますし、または、新たな人間関係をよりよいものとしていくことが期待できますから、
うまくいかない関係に直面したときには、以下のように考えてみましょう。
うまくいかない関係の原因が、仮に99%相手側にあるとして、自分側にはほとんど原因がないと思われる場合は、相手を変えたり、場所を変えたりすれば(自分はそのままで)うまくいくのではないかと考えてしまうものですが、
これは不思議なもので、自分を変えずにそのままでいては、だいたい、同じような相手がまたあらわれて、同じようにこじれます笑。
相手側に原因があるとしても、その経験を学びとして「自分も変わっていこう」という考え方をするといいでしょう。
そのような意識の向け方をすると、何かしら、改善したほうがいいところは見つかるものなのです。自分が遠慮しすぎたことがよくなかったとか、最初からもっとこちらが主張してもよかったのかもなあとか。
これは、その関係においての自分を反省するというより「次の、よりよい人間関係を作っていくためと」いう目的で、自分を見つめなおしていく考え方です。
なかなか自分だけでは気づかない1%を、極端な相手が99%の接し方をしてくれることで、わかりやすく際立たせてくれたのだと考えましょう。
まあ、なかなか実際はそこまでわりきれないけれど、頭の中だけでもこうした解釈をあてはめると、冷静になることができますし、何より、次の人間関係が変わっていきます。
不思議なものですが、
自分を変えないままだと、同じような不調和が起こり、
自分を変えることで、よい関係がつくられる、
ことが多いのです。
コメント
まさに、私にタイムリーなメッセージでした。
自分の何気ない発言が、人を不機嫌にさせてしまったようで、
その後、挽回しようと長い間努力しましたが、
それでもNG??という人間関係に直面し、やるせなさを感じていました…
発言は自由だし、受け取り方の問題もあるのでは?と思いつつも…
向こうの立場を考え直して、こちらも改善していった方が、
次に良い人間関係がやって来るのかもしれませんね。
頑張ってみます。
hoshinさま
原因が大部分、相手側にある場合でも、
自分を変えていくことで、その後につくられる関係が
不思議なくらいにかわっていくものなので、
きっと次の関係に、それらの経験はいかされていくだろうと思います!
こんにちは。感情的になったときの、何も考えない心ない発言で相手を深く傷つけてしまったことがあります。悪意はなく腹いせ紛れといったらいいのでしょうか?
多分私は今まで親しい人に限りですが、何度も気づかずにやっていたよう。このことにやっと気づけたことも、去っていった相手がいたからです。自分が変わらない限り同じことが繰り返される。悲しくなる自分もいる。
気付けたとき、ここを直せばいいと分かったときの前向きな気持ち。2年近くかかりましたが、反省して改めていくと伝わっていく。修復できること経験して、許してくれた相手へ感謝の気持ちでいっぱいになりました。もう二度と繰り返さないと心しました。
感情的になったときは、気持ちが落ち着くまで待つ。即答しないも大事ですね。
すみれ様
悪意なく、そのときの気分がのった言動をとってしまうことって、
関係が近い相手ほど、してしまうことはありますよね。
でも、そのことに自分で気づいて改めることは、なかなかできないことなので、
2年もかけて改善なさって、修復もなさったのは、
素晴らしい行いだと思います(^o^)