誰かを守ろうとするとき、誰かのために自分が動く立場になったときに、自分の内にある、大きな力が発揮されます。
備えているものが、外に向かって放たれていくことになります。
守る相手がいるときに、「その人のために、自分がこうしよう」という形で、得意なことが表現されます。
そういう相手がいてくれることで、誰もが、自分に備わっている力を、自覚することができます。
相手のために何かをする、ということはとても大変だけれども、しかし、そうした役割を「させてもらう」ことで、自分の中にあるものが引き出される機会となり、自分を深く知ることができるのです。
相手は、自分の力を引き出してくれます。
相手がいてくれるから、自分の力を「出すことが」ができ、
「知ること」ができるのです。
自分もまた、相手の力を引き出し、
自分がいることで、相手が「力を出し、気づく機会」を得られていることになります。
お互いが学びあう機会を、与え合っているのが人間関係です。
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