人との距離感は、すべてにあてはまる正解はない

コミュニケーションというのは、「こうするのがちょうどよいという、適度」がとてもむずかしいものです。

少なすぎたり、多すぎたり、または、内容ではなく、タイミングが早すぎたり、遅すぎたりという、ちょっとしたことで、かみ合わなくなることがあります。

暗黙の了解とか、空気を読んで大人の対応をするのがいい、とされることもあれば、他人なのだから言わないとわからない、という場面もあったりで、たったひとつの正解がないのが、人間関係のやりとりです。

何が適切であり、どこが適度であるかは、相手によって変わります。相手が変わると、「自分と相手との距離感」が変わるからです。

または、状況によっても変わります。同じ相手に対しても、使い分けが必要になることもありますよね。たとえば、会社の同僚とのやりとりを、「会社で行う場合」と、「休日に私的な事柄で行う場合」とでは、距離感もかわります。

いずれの場合でも、「距離感をはかる」という意識が大事なこととなります。

たくさん経験によって、そうした感覚はつくられていきますので、人と関わることや、物事を見聞きする機会をたくさん増やしていくことです。

うまくいったら、こうすればいいとわかり、うまくいかなければ、これではうまくないんだなとわかり、少しずつの理解の積み重なりと、都度の微調整によって、距離感のとり方やはかり方が洗練されたものになっていきます。

経験が増えるほど、比較してわかることがありますし、たくさんの中の共通点も把握できることから、「わかる」が増えるものなんですよね。

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