自分らしさを表現するときの、対象となる人間関係も考えていくといい。

ときどきいただく相談に「自分らしさを表現していきたいが、何からどのようにしたらいいかがわからない」という内容があります。

文字だけみると、自分のことがわからないという、自分探し的な悩みに思えるけれど、このような迷いがでてくる場合は、「人間関係についても、迷いや不安を抱えている」ケースが多いです。

つまり「自分らしさの表現」と「人間関係への不安」がセットになって、複雑になっているために、何から動きだしたらいいかがわからなくなるのです。

花の中にいる妖精

自分がわからないとか、自信をもてないという迷いなら、シンプルに自分の内を見つめて、備わっているものを掘り起こしていけばいいですが、

自分らしさを「表現」したいとなれば、あらわしたものを、見てくれたり、反応してくれたりする「相手」がいるので、人との関わり方や、関わる場所をどう確保するかという点も、考えていく必要がありますよね。

内だけ向いてもうまくいかず、

外にも意識を向けていく必要でてきます。

しかし、人間関係に苦手意識があると、人との関わりを考えること自体がストレスになるので(たぶん無意識に)自分の動きだけを考えようとしてしまい、進む方向がわからなくなります。

自分を表現していこうとするなら、スキルを磨く等の表現方法だけでなく、対象となる相手を含めてとらえていくことは、ある程度は必要なのだという前提で、

自分が表現をする「内容」と、

表現をする対象となる「人との関わり」と、

二つを考えていくと、とらえ方が立体的になり、何をすればいいかという具体的な内容もイメージしやすくなるでしょう。

人づきあいを、全方面に得意になる必要はないです。自分がやろうとしていることに関連する部分をどのようにしていくかという観点から、方法なり環境なりを見つけていくことだと思います。

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