その事柄と自分との差が、感動という心の「動き」を作りだす。

感動という心の動きは、「事柄」と「自分」との「間」に、差があることから生じます。

ある事柄と、自分の感性との差あるときに、両者の「間」に気づきや印象が生まれます。その差が大きいときほど、大きな幅で心が動きますから、大きな感動となります。

たとえば、雄大な景色をみたときに、「おお!」と思うのは、その事柄と、自分の経験や知識など、両者の「差」の幅で、心が大きく動くからです。

日常の経験や、既に知っていることには、あまり感動しないのは、その事柄と自分との「差がない」からです。落差がなければ、心が動きませんからね。

新しい経験は、自分の経験や知識との差がありますから、差が大きいほどに、心が動く幅が存在するので、感動が起こりやすいのです。

つまり、新しい経験は、自分の心の動きを活発にして、感動を与えてくれます。

心の動きがよく響くような、柔軟な感性の素地を作ることにもなります。

大人になると、感動する機会が減るのは、そうした差がつきにくいからですね。

だからこそ意識して、いろいろと新しい動きなどを取り入れてみることが大切だと思います。

新しい場所、新しい機会、新しい人との関わりが、何らかの心の動きをつくり出し、自分の心の響きを、豊かなものにしていくことができます。

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