低く扱われる状況を変えるには、まずは自分の過小評価に気づくこと。

自分らしい人生を送っていくためには、ものごとを肯定的にとらえて前向きに過ごしていくのが理想的です。ですがなかなかそのようにふるまうことができませんよね。多くの人は、根底に「自分を否定している」か「自分を過小評価」している気持ちがあり、そこを解消しないうちは肯定的になれないものなのです。

否定を手放していけば肯定的になれますが、否定を手放さないままうわべだけ肯定的になっても、「否定ごと肯定してしまう」ことになってむしろカオスになります。根本が解決されないと、どこかで歪みが目立って同じところに戻ってしまうのです。

今回の記事は「周囲から低く扱われてしまう」と悩んでいるとき、実は、自分が自分を過小評価していることが根本の原因という場合があるので、そこを見つめなおしてみましょうという話題です。

マフラー姿の少女

自分を過小評価することは、自分を本来よりも下に置いていることになります。

そうなると、普段の言動がどこか遠慮がちになり、変に謙遜しすぎたり、自分よりも周囲を優先しすぎたり。そういう蓄積によって、なんとなく自分の位置が低く固定され、それに見合った扱いをされます。

自分の過小評価に気づかないと、自分が「そうされている」気分になるけれど、そもそも自分が「そうしている」ことが先にあるのです。

そのことに気づかないまま、低く扱われることを抜け出そうと頑張っても、

自分が自分を下げているうちは、なかなか浮上することができません。

過去記事でも書いてきたとおり、自分を過小評価しているときは、ダメな自分(と思っている)にふさわしい微妙に低めの選択を無意識でしてしまいます。一番の選択をとることができませんから、ものすごーく頑張っているつもりでも力を掛けるべきポイントが合っていなくて、頑張りの度合いほどの効果がつくられないのです。

自分を過小評価していることを変えないまま、自分の評価を上げようという、一見肯定的なことをやっても、「否定ごと肯定している」のではベクトルが揃っていかないということです。

まずは自分の過小評価に気づき、少しずつでも薄れさせていくことが大事です。

自分を下へととどめていた重さがなくなれば、努力がきちんと結びついて浮上していくようになります!

コメント

  1. ブルーグリーン より:

    私はこれに当てはまるのではないかと思っています。

    以前リーディングしてもらってからは、いくらか他人の評価や態度を気にしないようになれたと思っていますが、それでもやっぱり気になってしまいます。

    他人からの評価が低いことや軽く扱われることが多いと感じ、それを受け入れてしまいがちなので、ますます自己評価が低くなってしまうという負のスパイラル状態に陥っているように思います。

    また、評価が低く期待されていないことが楽だったりもするのです。

    あんまりがんばらずに済む。

    簡単なことを適当にやってればいいから、そのままの方が楽でいいやっていう怠惰なずるい思いもあると自己分析しています。

    でも、どこかもやもやするし、過小評価のままだといろんな悪影響が出ると過去記事にもあったので、やっぱりこのままではよくないかなと思っています。

    なかなか自分だけではこの頑固な過小評価を解消させることは難しいので、近いうちリーディングをお願いするかもしれません。

    その時はまたお願いいたします。

    • リカコ リカコ より:

      ブルーグリーンさま

      そうですね、ここに書かれていることだけで判断するなら、

      力を出さないでいるほうが楽と思ってしまうのは、「どうせ力を出しても評価されないだろう」的な解釈が、心の中にあると思います。その認識が年月をかけて強化されてしまい、(どうせ評価されないなら)力を出さないほうが楽、という思考パターンをつくっている可能性がありますね。

      しかし、力を出さないままでいれば、他人は「自分の本来の力量を知る機会がない」ので(^-^;、、、高評価にはなりにくいですよね。
      そうした「逆のめぐり」でサイクルがつくられてしまっているのを、どこかで断ち切っていき、「本来のめぐり」にしていくことが大事なのかなと思いました

  2. ブルーグリーン より:

    返信いただきまして、ありがとうございます。

    そうですね。
    これまでの経験で、思ったような評価を得られず傷ついたから、もう二度と傷つきたくないと防御しているのかもしれません。
    でもそのままだとこの先もずっと苦しいままなのもどこかで分かっているから、モヤモヤしてしまうのかなと思います。

    真逆のことをしてて、いじけてみたり拗ねてみたり、何してんだろ私って思いました。

    これが本来のめぐりになったら、どんなに気持ちがいいだろう。

    その感情を味わってみたい、その世界を見てみたい、行ってみたいと思い始めています。

    前にも同じようなことをリーディングで言われてました。

    自分の力を出さないと相手はわからないと。

    評価されるかされないかはもう相手によるのでどうしようもないことだから、まず自分の力を出すことが大切だなと思いました。

    リカコさんに出会えてよかったです。

    いつもたくさんの気づきをありがとうございます。

    • リカコ リカコ より:

      いい解釈ですね!そのとおりだと思います。
      どのように受け取られるかは「相手による」でしょうし、「相手と自分との関係にもよる」でしょうから、
      自分ですべてをコントロールできないので、まずは、自分ができること=自分の認識と行動を変えること を、とりくんでいくことなのだと思います。
      では、そのうちセッションの機会がありましたらよろしくお願いします(^_^)/