自分を否定し、過小評価することが長期化して普通になってしまうと、自分の労力や価値を「安売り」するようになります。自分は高い評価を得ることにも、高いお金をもらうことにも値しないという感覚こそが、自分の否定であり過小評価でもあるわけです。
そういう姿勢が根づいていくと、自信もなくなります。自分の判断も信じられくなるので、他人の意見や判断をくわしく調べることもなく簡単にとりいれてしまい、人生が混乱することがあるので注意が必要です。
以前にも別記事で書いたとおりで、自分を否定していると「判断の場面で判断を間違いやすく」なります。低い自分(と思っている)に見あう、微妙に低めの選択肢をわざわざ選んでしまい、一番の選択肢を遠ざけてものごとを停滞させてしまうのです。
それに加えて、今回の記事のとおり「自分の判断が信じられなくなって、根拠のない誰かの判断や意見を簡単に信じてしまう」ことも起こりがちです。
人生をうまくいかせようと思ったら、自分への否定(があるなら)を手放し、できることをできると認めて、力をのびのびと出していけるようにすることです。そうすれば自分を信じる気持ちを取り戻し、判断を間違うことが減っていくでしょう。
自分を認められずに否定して、自分を安売りしている人も、本心では「自分は安いままでいい」などとは思っていないのですよね。自分を等身大で認めてほしいし、頑張っているところは高い評価をしてもらいたいとも思っています。それなのに、自分から自分を安く扱ってしまえば、当然のことながら周囲からも安く扱われます。
まずは自分が自分の価値を認めていくことです。そうすれば周囲からも認められる(安く扱われないようになる)ようになります。自分を認めることと、周囲から認められること、この二つが揃うことで「糸が撚り合わされる」ように強度をもち、自分を信じる気持ちも簡単には揺らがない確かなものになっていくのです。
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