目標に向かって頑張っているときほど、周囲にイライラしてしまうのは?

未来でこうなりたいという目標があり、それを実現すべくとりくみをして「何か月か経ったあたり」で、周囲に対していつも以上にイライラしてしまうことがあります。

なぜか周囲の人たちの欠点や、社会のしくみの不整合などが、まるで自分を進ませないための押し返す力として作用している感覚になりイライラがふきだしてしまうことがあるのです。熱心に頑張っている人ほど、この状態に陥りやすいようです。

天使姿をしている幼い子ども

頭では、それとこれとは無関係だとわかっていても、自分の内側でそれらが混ざって認識されてしまい、否定的な感情の動きが止まらくなります。

実は、このときのイライラは周囲の他人に感じているものではなくて、

理想と現実とのギャップによりつくられている感情です。

こうなりたい理想を頭で考えるのは数分でできるけれど、それらを現実化するための行動は時間がかかりますよね。思考のようにすぐにはできず、あちらにいったりこちらにいったり、時間を掛けて回数を積みかさねたり、ときには他人へ働きかけをしたり。いくつものプロセスを経ていくことになります。

この「そう簡単に進まない」「ものごとが展開するスピードの遅さ」に対してのイライラが、熱心にとりくんでいる人ほど大きくでてしまい、周囲の人たちの欠点や不整合に重なって感じられているだけなのです。

こういうときは、意識の向かう先を「外側」から「内側」に切り替えて、小さいことでもいいので「未来の理想に向かっていく」動きをとってみてください。そうしてギャップが少しでも埋まっていけば、自然とイライラは薄れていくでしょう。

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