安心を増やせば、不安は減っていく

自分や未来に不安があるときには、「この不安を減らしたい」という考えにとらわれますが、「安心を増やすことで、結果として不安を減らしていく」ほうが長い目でみて得策です。不安を減らすのは難しいです。気分の問題だからです。

それと比べれば、安心を増やすほうが楽にできます。時間と手間がある程度かかりますが、現実の問題としてとりくみがしやすいです。

気の持ちようを変えるのではなく、現実的な行動から「自分が安心できる材料」を増やし、不安を感じなくてすむようにしましょう。

雲が浮かぶ空を背景とした女性の姿

よく、コップ半分の水に「もう半分しかない」と考えるか、「まだ半分もある」と考えるかというたとえ話が使われますが、このとき前者の考え方をしがちな人が、意識して後者の考え方をするようにしても一瞬しか効果がありません。

気分は、すぐに戻ってしまうので、

時間をかけて「事実を変えていく」ほうがいいと思います。

コップの水が半分という現状なら、空いているところに少しでも水を加えて増やしていく工夫をしてみてください。コップになみなみと注ぐのは難しくても「少しだけでも増やす」方法ならたくさんありますよね。

そうしてコップの水を6割にしていけたら、水が半分の状態を無理にポジティブに考えなくても大丈夫になります。

コップという器を自分だとすれば、どんなことが中身の水に該当するかを考えて、水を増やすための行動をできることからはじめてみましょう。

コメント

  1. miさん より:

    私は時々「こうなったらどうしよう」等不安な気持ちになってしまう事があります。
    だから、その不意に浮かぶ不安を自分できちんと打ち消してしまえるくらい、自分を満たし、安定させられるようになりたいです。時に揺さぶられる事があっても、しなやかに、戻ってこれる自分でありたいです。

    その為には「大丈夫」と自分に言い聞かせるのではなく、「行動する事」が大切であると学ばせて頂きました。

    「この前は、自分の思うこのパタ-ンで上手くいったけれど、次はちゃんと出来ないんじゃないか、たまたま上手くいっただけかも」そんな時は地道に一つ一つ学び、実践し続ける事で、気持ちが安定します。

    実際、なにか問題が起こったら、それに対処する方法をいくつか考え、とりあえず一つ一つ試していく。一回で上手くいかなくても微調整を加えたり、新たな切り口で再度試してみたり、トライアンドエラ-で色々行動していく中で、糸口が見つかると、当初より安心を感じられます。

    どれも、安心を得る元になるものは
    「行動」でした。

    人がどう思うとか、間違ったら恥ずかしいとか、そういう気持ちは、ひとまず横にそっとおいといて笑、自分がなにを望んで、どうしたいのかを考え、それにむかって行動を積み重ねていけるようになりたいです。

    日々確実に実践するというのは、
    私には、まだまだ、大きな課題ですが、、

    時折休みながら、笑( =^ω^)
    一歩一歩進んでいく事が出来たら
    思います。

    • リカコ リカコ より:

      miさま
      コンディションは上がったり下がったりするものなので、ときどき根拠のない「こうなったらどうしよう」という不安におそわれることはありますよね。気持ちをきりかえればいいのですが、そもそもこういう不安がでてくるのは自分が「下がっているとき」なので、それも簡単ではなかったりします。

      そういうときは「不安な気持ちを、別の気持ちに切り替える」よりも、「気持ちを切り替えるために、何か行動をする」ほうが、取り組みやすいし効果もあらわれやすいです。一回でうまくいかなくても何らかの結果がつくられますから、それらが自分という器の中にたまっていくと重さがでてきて安定しますよね。

      安定していくと、不安を打ち消せるようになる…というよりは、不安そのものが浮かびにくくなると思います。ゼロにはできませんが、かなり減らすことができるのでそこを目指していくのがいいでしょう