ふだんは意識していない、深いところにある自分の思いについて、そういうものが「あると気づく」のは外からの刺激がきっかけになります。人との関わりからお互いの違いに気づかされたり、新しい事柄に遭遇して深く考えさせられたりします。
これまで意識していない思いが自分の中に「ある」ことはそうして気づいても、よりはっきりと実感していくには、もう一段階の作業がいります。
それは「思いを言語化すること」です。
自分の思いというのは、普段はわざわざ言語化しませんよね。
あることについて、何となくこうだなーとか、なるほどそういうことねーみたいな程度でおわるのが一般的な気がします。
そうすると、自分の思いはそのまま「ふわっと」蓄積されていくだけで、
またそのうち深いところへ押しやられてしまいます。
なぜならふだんの生活の中では、よりはっきりとしている「今日までに資料集めの作業をしなければ」「明日は来週の予定を確認してみよう」などという具体的な思考が優先されていくからです。
この「ふわっと」しているものを、ひろいあげて言語化していくことを「意識的に」行っていくのが、自分を深堀する作業になります。
自分はそもそもどういう人間で、今の自分は何をどう考えていて、これからどうしたいのか。何を大事にしていて、何をしていたら納得や満足があるのか。
これらを言語化していくと、改めて意識に深く刻まれ、
自分のことがわかります。
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