自分がまいた種は、自分のゆく道に実る。
自分がまいた種は、自分が刈りとることになる。
カルマの法則を説明するとき、こうした表現がよくつかわれます。
カルマとは、サンスクリットで「行い」のことです。良いも悪いもなくすべての行いがカルマになります。つまり、自分がした「行いのエネルギー」は、いつか自分のところへ「現象」「結果」をつれて返ってくる、それがカルマの法則です。
カルマ法則は、今世だけで完結せず、生まれ変わりをまたいで作用することがあります。
つまり前世のカルマが、今世に持ち越されていて、人生のいろんな場面で花が咲いたり実ったりすることもよくあります。だからこそ人生で経験することは幅広くなり、予想外のことが含まれ、喜怒哀楽を心から味わうことができます。
今世の自分の視点でいえば、
- 前世のカルマで、今世で「既に人生にあらわれている」こと
- 前世のカルマで、今世では「まだ種のまま」のこと
- 今世のカルマで、「既に人生にあらわれている」こと
- 今世のカルマで、「まだ種のまま」のこと
これらが複雑に絡んで、ものごとが起こります。
自分の日常を思いかえしてみると、種をまいたつもりでもなかなか進まないこともあれば、そうかと思ったらすぐ現実化することもある、思わぬチャンスがやってくることも、順調に進んでいることがいきなり止まってせいまうこともあり、
…まるで規則性が感じられませんが💦、これは「前世も含めたカルマのサイクル」がめぐっているためなのでしょう。
こういう「いろいろ」がありすぎると、スピリチュアルな知識がある人でも、ときにこの法則を見失いそう…になるけれど、笑
人生が進んでいくうちに、だんだんと前世のカルマも整理されていき、今世の種まきと実りがわかりやすく結びついていくようになります。そうなるとカルマの法則を実感できるようになってきますね。
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