この世で展開するできごとはすべて、同じ要素のあるもの同士が引きあうしくみである「波長の法則」が関連しています。
人間関係もこのしくみが作用していて、何かしらの共通要素をもつ人同士が、知り合ったり、関わりをもったりするようになっています。
何も共通要素のない人同士が、関わることにはならないしくみです。
つまり、自分の周囲にいるあの人もこの人も、とっても親しい人も、それほどでもない人も、すべての人たちは「自分と、共通要素をもっている相手」になります。
あの人とは、たくさんの要素が共通していて、この人とはそんなに多くはないという、比率の差はありますけれどね。
ですから、「あの人の考え方は、このような傾向がある」とか、「この人の好みとは、こんなふうなんだな」という、相手に関する知識や印象のうち、いくらかは(全部ではない)、自分にも備わっている部分かもしれません。
たとえば、10人の知り合いがいるとしたら、その10人が少しずつ「自分に備わっていることを、自分に気づかせてくれている」とも言えます。
誰の、どの部分が共通しているかを見つけることは簡単ではないけれど。
しかし、関係が作られている以上は、必ず共通要素は備わっていることになりますからね。
そういう意識で、自分の人間関係を眺めていくと、自分に対する気づきにいかしていくことができます。
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