すべての行いは、エネルギーとして作用をもちます。行動も、発言も、思考も、すべて自分がつくったエネルギーとして、人生に反映します。
行動がエネルギーになることは、働きかけと結果のつながりでイメージしやすいのですが、思考もエネルギーであることはイメージしにくいかもしれません。
そのため軽く考えて、「たとえ否定的な思考をしたとしても、すぐに頭から消えるから大したことはない」という感覚になります。
しかしそれは、頭から抜けていくというだけで、
一度つくられたエネルギーは消えず、たましいの領域には蓄積されます。
行動によるエネルギーと、思考によるエネルギーは、前者のほうが現実に反映する力は大きいです。思考によるエネルギーは微かです。
しかし微かでも、積み重なれば「それなり」になります。一度つくられたエネルギーは消えずに、たましいの領域には残るためです。
何もないのに否定的に考えたり、傷つかないように防御として悪く考えておくクセがある人は、少しずつでも改善するほうがいいです。そうして無意識に蓄積してしまったエネルギーが、思わぬブレーキになってしまうことがあるからです。
いざ肯定的に行動しようとしたときに、自分がつくった過去のエネルギーが逆方向に作用して進めなくなるなんて残念すぎますよね。
先にも書いたとおり、思考によるエネルギーは微かで作用も大きくありません。行動によるそれとは度合いがまったく違います。つまり、一度や二度の否定的な思考なら、「別に大したことはない許容範囲内」で問題ありません。
注意すべきは、「無意識に繰り返してしまう思考のクセ」です。
つまり「蓄積させない」「ためない」ことなのです。
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