たましいの縁が深い、ソウルメイトという関係。

「ソウルメイトと出会って、幸せな恋愛をしたいので、その方法を教えてほしい」とか、

「今の私に(ソウルメイトと出会えない状態を解消するための)必要なことは何でしょう?」というご相談を、20代くらいの若い女性からしばしばいただきます。

このような場合「ソウルメイト」という言葉を、「どのような意味で使っているか」という前提を、お互いに揃えてお話しないと,その後の話がかみあわなくなるので、まずはスピリチュアリズムにおいてのソウルメイトの解釈について、説明をさせていただくことにしています。

結論からいうと、スピリチュアリズムにおいての、ソウルメイトとは、恋愛対象には限定されません。

ソウルメイトとは、たましいの縁が深い相手。

こういうご質問をいただく方は、スピリチュアリズムにおいてのソウルメイトという言葉の意味を、ちょっと取り違えている場合が多いようです。

ソウルメイトとは、恋愛の相手とはかぎらない、もっと広い意味での「たましいのご縁が深い相手」のことをいいます。

たとえば前世で何度も出会っていて、今回の人生でも、強い影響や学びを与えあう関係であるなど、お互いの人生にいて、何らかの印象的な役割を果たす関係であることが多いです。

そうして、お互いにこの人生での学びを助け合うことが多いので、スピリチュアリズムにおける「ソウルメイト」の定義は、恋愛や結婚の相手という意味には限定されません。

同性の場合もありますし、異性の場合でも恋愛ではない関わり方をすることもあるでしょうし、いろんな形があります。

そして、ソウルメイトと言えるくらいのたましいの繋がりが深い相手は、たくさんいます。

若い女性が、そうしたロマンチックなことを夢見てしまうのはわかりますので、そういう考え方をしたい気持ちは否定しませんけれど、スピリチュアリズムにおいて解釈するならば、「ソウルメイトとは、この人生において学びを与え合う、たましいの絆をもった相手」のことですから、恋愛対象とは限りません。そういうご縁の相手と、もし恋愛関係になったとしても、望むような関係が持続するとは限らず、いろんなパターンがあります。

ですから恋愛や結婚を望む方には、ソウルメイトというその点にこだわりすぎないようにお伝えしたいですね。

生まれる前から決めてきている唯一無二の相手、というようなロマンチックな思いを当てはめてしまうと、実際の「たましいのしくみ」と合致してないところもでてくるからです。

そことは意識を切り離して、よい関係をつくっていける、お互いの成長に繋がるような相手と、努力して信頼関係を作っていこうという姿勢をもっていくのがいいと思います。

これまでの人生を振り返ると、印象深い関係がたくさんある。

話を「ソウルメイト」の説明に戻すと、これまでの人生を振り返ってみると、「あの人との出会いや関わりがあったからこそ、今の自分がある」と思えるような、「濃い」関係だったなと思えるものが、複数あるのではないでしょうか。

そういう人たちが、あなたにとって、たましいのご縁が深い「ソウルメイト」だったのかもしれませんね。お互いの人生に大きな印象を与えて、その先の道を示してくれたり、後押ししてくれたり。

そうしてお互いに(本人は無意識であっても)助け合ったり、教え合ったりして、私たちがこの世という場所で学びをしているということです。
とても広い意味でいえば、関わりをもつすべての人がソウルメイトとも言えますね。誰もが人との繋がりをとおして、さまざまなことに気づき、経験し、学んでいるのですから。

コメント

  1. mako より:

    かれこれ37年の付き合いの友人がいます。
    何年も会わなくても大変なときにはお互いに話をしたくなる関係です。
    彼女とは生年月日が同じ、出生体重が同じ、別々に買ってきたものが同じだったりと偶然に一致することがたくさんあります。
    初めて会ったときにすぐ意気投合、いつでも味方になってくれる心強い友人です。
    きっとソウルメイトなんでしょうね・・・本当にありがたい存在です。

    • リカコ リカコ より:

      たましいのご縁がある関係の相手は複数いるもので、その関係性も多様性があり、
      親しくなるケースもあれば、敵対するような相手が該当する場合もある(そういう学びをもって生まれているケースもあります)ので、

      いろいろなパターンがありますね。