人間関係は、スムーズにいかなくても普通と受けとめていく。

私たちが過ごしている「この世」という場所は、たましいを磨くための学びの場所ですので、何かとうまくいかないことや、思い通りにならないことが発生していきます。面白おかしく過ごすため・・・ではなく、「学ぶため」なので、それも当然なのかもしれません。

特に難しいのは、人間関係ですよね。人間関係の悩みがゼロの人はほとんどいないと思います。

性格や価値観が違う人たちが関わりをもち、協力してひとつのことを成し遂げなければならなかったり、お互いの利害や金銭などが絡んでくるとなれば、何も起きないほうが不思議であって、何かと対立や揉め事が発生するのが自然とも言えます。

人間関係について考えるときに「そういうもの」だという、受け止め方をしておくことも大事だと思います。そのほうが冷静になれますし、必要以上に感情的にならなくてすみます。

「似ている」ところが多い人であっても、「何もかもが同じ」ではないので、気が合う友達や仲間であっても、それぞれ違う個性をもっているところは、尊重していくことも大事ですよね。

似た部分がある人ですら、全部を分かり合うことはできないのだから、まったく違う性質の人との関わりでは、いろいろ感情的にも物理的にも重なり合わないところは出てきてしまいます。

しかし、そこに、こだわり過ぎない、クールな受け止め方が大事だと思うのです。お互いを認め合い、必要なときには協力しあい、しかし、期待はし過ぎない、そのくらいの距離感で「全般的な人間関係」をとらえていくと、肩の力が抜けてよい関係がつくられていくことが多いです。

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