年齢が若い時期には、それだけで大きな価値があります。
それは、過ぎてみてよくわかることであり、実際に自分がその渦中にいるときには、価値がわからないことが多いですね。
若い時期が、当たり前であり、普通であり、いつまでも失われることがないもののようにとらえてしまうこともまた、若さゆえの感覚でもあります。
過ぎてみると、そのことが、実感を伴ってよくわかります。
だからこそ、人生の先輩たちは、若い人に対して助言をしたくなります。
もっと、今という時間を大事にしたほうがいいよ、今のうちにやれることをやったほうがいいよ、若い時期は永遠ではないよ、と。
おそらく、そういう助言は、(その実感がまだまだわからない)若い人にとっては、わずらわしくて、うるさいと感じられるものでしょう。
けれども、それを「言ってくれる人は、優しくて、親切な、貴重な人」です。そういうことを教えてくれる人は少数なのです。
大部分の人たちは、わざわざ、自分の時間と労力を使って、うるさがられる役割など、やりたがりませんからね。
人生の先輩の言うことには、今後の人生に役立つ真理が含まれています。
それぞれの個性や価値観の差がありますから、すべてが丸ごと参考にはならないとしても、その中に、自分に役立つ大切なものがあるかもしれませんので、耳を傾ける姿勢をもつことも大事だと思います。
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