ある目的をなしていくための、計画をたてていくときに、内容に「数字」をからめていくと、そのことがぐっと具体的かつ現実的なイメージとなって、意識の焦点をあわせやすくなります。
たとえば、「貯金を1年であと10万円増やしたい」とか、「今より体重を3㎏おとしたい」とか、「ダイエットして55㎏になろう」というようなことです。
お金を貯める、とか、今より痩せる、という考え方と比較して、このように数字が入ったものになるとわかりやすいですよね。
意識を向ける先がわかりやすいことは、やる気の持続を助けます。
しかし、とりくみの内容が、上記のように数字に置き換えられるものとは限りませんね。
たとえば「ある人間関係を、まとめていかなければならない」とか、「複数の候補を検討して、選んでいく必要がある」とか、「あるスキルを身につけて、つかいこなしていく」という目的があるとか。
この場合は、「取り組みの期間を、数字をふくめて作っていく」といいでしょう。
「この件を、3月くらいまでには方針を決める」とか、「1年くらいをかけて、この位置まで進めていけるように」というふうに、期間・期限として、数字を関連させていきます。
会社で仕事をしているときは、こうした「数量」「期間」をふまえた作業をするのは当たり前にやっていることなのだけれども、
しかし、自分のことになると、管理する上司がいないし、他者との共同作業も少ないので、そのあたりが曖昧になることが多いかもしれません。
または、はっきり決めていない状態のほうが楽、と思ってしまうものでもありますが、「わかりやすさ」「取り組みのしやすさ」という意味では、目安となる数値があるほうが、楽になることが多いようです。
コメント