人づきあいを避けたい気持ちは、成長とともに変化していく。

人づきあいを避けたいという気持ちになるのは、そうすることで「得られるものがあるから」です。

たとえば、干渉されずに自分のペースで過ごせる時間が得られることだったり、人前にでる緊張感を避けて安心を得られることだったり、他人から攻撃されたくないので安全な場所に身を置けることだったり。

しかし、いくら得られるものがある、とはいえ、ほとんどの人は「人づきあいを避けることを、全肯定しているわけではない」と思うのです。

メリットとデメリットを多方面から考えた上での判断(その基準が消極的な意思からくるものだとしても)で、その選択をしている、ということではないでしょうか。

こうした基準は、時間とともに変化していきます。

最初は、避けることによるメリットが大きく感じられて、それでよかったと思えるけれど、だんだんと、迷いがでてくるようになります。

自分自身がそのことを、全肯定はしていないからです。

自分が本当はすべて、わかっていますからね。

たましいの、深いところではすべて。

避けるという姿勢をとり続けることで、本当にいいのだろうか。自分が、この人生で獲得すべきものを手にする機会を減らすことにならないかと、迷いがでてきたときは、

再度、人づきあいをすること、そういう場所に身を置くことの、メリットとデメリットを考えてみることがよいでしょう。

自分の意識が変われば、同じ事柄に対する認識も変わっていくものです。

迷いがでてきている、ということ自体が、以前の認識からの変化がなされていることのあらわれでもあります。

考え方としては、「付き合いを避けることで、得られるもの」と、「付き合いをすることで、得られるもの」と、それぞれのケースでの、得られるもの同士(メリット同士)を比較してみるのがよいでしょう。

付き合いをすることで得られるものに、より高い価値を見いだすことになれば、それを目的として、行動や意識を変えていくことができます。

これまでと同じ姿勢でいいのかと迷うという時点で既に、新しいことをしてみたくなっていたり、今までとは違う何かへの期待感を感じたいという気持ちに、少し、なっているはずなのです。

ならば、その気持ちにしたがっていきましょう。

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