私たち人間は、「肉体をもっている霊的な存在」であるので、実は、すべての人に霊感があります。
霊感とは、霊として内包している感性なので、この世に生まれた時点で、もともと備わっている要素です。生まれてから、後付けされるものではありません。
しかし、「霊感が強い人と親しくなったら、いつの間にか、自分も霊感が強くなってきた」という話は、わりとよく聞くことでもあります。
これは、気のせいなのか、それともあり得ることなのか。
答えとしては、霊感が強い人の影響で、周囲の他の人も霊感が磨かれていくことは、あり得ます。
人が備えている、性質や感性は、「生まれもっている先天的なもの」と「生まれてからの環境要因や経験から培われるもの」と、両方が関連してつくられます。
それは、これまでにも性格や気質の説明として、いろいろお伝えしてきたとおりです。
霊感も同様で、「生まれ持っている先天的要素」と、「環境や経験により、磨かれたり、発揮する機会が与えられたりすること」との両方が関連して、あらわれ方に繋がります。
後者のほう、環境や経験から磨かれていく部分には、「霊感が強い人と関わる経験」が、底上げになることはありうるのです。
人との交流は、エネルギー同士の交流でもあります。お互いに影響を与え合うことになりますが、比率が大きいものをもっている人のほうが、(その要素に関しては)大きな影響を与えることになります。
霊感が強い人のエネルギーによる振動で、自分の側の霊感も刺激をうけて、備わっている範囲の中で、さらに上へと引き上げられ、
たとえるなら、今まで、備えてはいたけれども使われずに眠っていたものが、刺激をうけてスイッチが入り、アクティブになっていく作用が起こるということです。
そうなると、以前よりも、直感が冴えたり、エネルギーの体感が増したりと、感化や反応のあらわれが大きくなっていきます。
また、霊感が強い人と関わると、自分の経験とのすりあわせ、答え合わせができるという面のメリットもあります。
たとえば、自分の体感を、「この感覚が、該当するのか」という認識をもつことができたり、「こういう場面だと、こうなるんだな」と、知識が増えたりしていくことは、霊感の自覚の範囲を広げることになるので、これも大きいでしょうね。
自分だけではなかなか、わからない、気づかないことも多いですから。
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