この世で経験することは、実にさまざまな種類と、範囲の広さがあります。
現代人の生活はとても忙しく、一度にあれをしたり、これをしたり、
一日のうちでも、あちらにいったり、こちらにいったりと、
あらゆる種類の経験を、数多く、積み重ねているものです。
しかし、注意深く眺めていけば、そうした複数の経験の中に共通する要素がみつかって、「相手を変えて、形を変えて、同じようなことがくり返されている」ことに気づきます。
何度もくり返されることがあるなら、おそらく「それ」は、
自分がこの人生で、学ぼうとしてきた課題なのだと思います。
学びのために、何度も、同じような経験が起こるのです。
一度だけより、二度、三度とくり返されるほうが、自分の中に蓄積されていくものがでてきて「わかる」度合いが深くなります。
または、スキルが上達して「できる」ようになり、ひとつ上の段階へと自分を運ぶことにもなるでしょう。
気づくべきことに「気づく」まで、同じできごとから学ばされるケースもあるでしょう。
自分の中にある「学びの要素」が、外側にある何かと反応することで「できごとが起こる」ので、その学びがクリアされるまで、そのことを経験していくことになるでしょうね。
そして、自分の中での「それ」が変化していけば、遭遇するできごとも、新しいものへと変わっていくのです。
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