相手の気持ちを推察できるか、どのくらいの精度でそれができるか、という点には、過去の経験値の多さや深さが関連しています。
今世の経験値ももちろんのこと、前世の経験値も含まれます。
回数の多さも、バリエーションの広さも関係しますね。いろんな国で、いろんな職業で、いろんな生き方を重ねているたましいほど「経験済み」のことが多いですから、物事にも人の気持ちにも推察がたてやすくなります。
そういうものをうまく活用していければ、今回の人生が、より豊かで深みのあるものとなっていくでしょう。
前世で培った経験値を、今世で役立たせるためには、それを使う機会、または、眠っているものを目覚めさせるための、きっかけとなるできごとが必要になります。
前世で豊富な経験を重ねている人でも、ただ「持っている」だけでは活用できず、そのことが必要となる状況に直面し、力をつかっていく経験をすることで、備えているものが引き出されやすくなっていきます。
たとえば、タンスに外出着があっても、外出しなければそれを着る機会がないままになるのと、同じようなことですね。
今世での、いろいろな行動が、自分の中にあるものを、刺激してくれる要素になります。
今世でさらに経験値をストックするためにも、前世の経験値をアクティブにして活用するためにも、いろんな経験を重ねていくこと、行動することは大事だということです。
コメント