ある行動を「自分の中に習慣として根づかせること」とは、
自分を「紙」にたとえるなら「紙の同じ部分をいつも折りたたむことで、そうなるようにくせをつけること」になります。
紙を折りたたむと線がはいるように折り目がつきます。何度もくり返したり、強い力を掛けて折っていけばくせがついて戻らなくなりますよね。
習慣がつくられることもそれと似ていて、その行動をするという「折り目」がしっかりついていけば、無意識でいても、その動きをとることが自然にできるようになるのです。
エネルギーが流れる経路をつくる。
紙を真ん中で折りたたみ、その上に砂を載せたとしたら、折ったところが低くなるので砂はそこに集まります。
自分の中に、習慣という折り目があり、その上に「エネルギ-」が載れば、折ったところにエネルギーが集まり、重さが生じて動きがつくられていきます。
そうなれば、エネルギーが流れる力に押されるように行動をとりやすくなりますし、行動によってさらに折り目をつけることにもなりますから、
習慣は根づいていくようになります。
しかし、ときに「習慣をつくったはずが緩んでしまう」ことがありますよね。
紙なら、強く折り目をつけたところは簡単には戻らないですが、人は、生命力という回復する力があるので、動きをやめてしまえばだんだんと折り目は薄れていきます。
そこが「もの」と「ひと」との違いで、回復する力が備わっている私たちには、作り上げたものを保っていくために、努力がいるということです。
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