前世と今世で、同じ国を選んで生まれてくることにも理由があります。

私たちが何度も生まれ変わって学ぶのは、たましいを磨くために、いろいろなシチュエーションでの経験を積み重ねる目的があるからです。

幅広くいろいろな経験をしていくには、生まれる時代も、国や地域も、あちこちに散っているほうが望ましいですよね。前世を拝見すると、ほとんどのケースで、いろんな国や地域での人生を経験しているものですが、ときどき「何度も同じ国に生まれている」人がいます。

そういうケースは、時代を越えて同じ国に生まれる経験から、

学ぶことがあったり、やろうとしていることがあったりするようです。

たとえば、前世で何回も日本に生まれて、今回の人生でも日本に生まれるというケースがあるとしたら、その人のたましいが「いくつもの人生を通して学ぼうとしている内容」に、日本の風土や文化があっていることが考えられます。

学びにふさわしい場所を選んで、生まれてきますからね。

または、前世でやり残したことの続きをする目的で、同じ国を選んでいるケースもあります。そういうケースだと、前世と今世での環境や行動の仕方などに、かなりの共通点がみられることが多いです。

前世であったことがある「相手」には、初対面でも親近感がわいたり、短期間でわかりあえるという「なじんでいる感覚」が生まれるのと同じように、

これまでの前世で過ごしたことがある「国」「地域」にも、たましいがなじんでいることからの信頼感や安心感を覚えるものなので、

そういう生まれ方をしている人は、だいたい「自分の国が好き」ですね。

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