自分の「好きなことを仕事」にすることはできるか。これはご相談でもよく題材にあがることです。金銭を得るのは甘くないだとか、好きというだけでは続かないだとかのごちゃごちゃした理屈は抜きにして(現実をふまえればそういう観点からの判断も大事ではあります)シンプルに要点だけとらえていくなら、
- 世の中にそのことへのニーズがあり
- 自分がそのことをアウトプットできる
という2点が満たされるなら、可能性はでてくると思います。
仕事というのは、誰かのニーズに対してモノなりサービスなりを提供することでなりたちます。誰かがすべきことを「自分が代行する」、誰かの欲しいものを「自分が与える」ことの対価としてお金が得られます。
あまりにマニアックすぎると、それが欲しい、買いたい、やってくれ、というニーズが生まれにくくて仕事になりにくいです。好きなことを仕事にしたいのは創造的な感性をもっている人に多く、自分ならではの…これまでにないものを…という方向にいきがちですが、複雑にしすぎないことも大事です。
好きなコトというのが、あれを経験してみる、これを習得するというインプットする系であればそれだけでは仕事になりません。他人のニーズを満たさなければ対価が発生しませんからね。他人に見てもらったり、知ってもらったり、役立ててもらったり、アウトプットしていくことが必要です。
料理が好きだとしたら、習ったことをいかしてSNSにあげるとか。今度は自分が誰かに教えるとか。料理に関するを請け負うとか。アウトプットのアイデアをいろいろ考えてみるといいでしょう。
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