一般的に、ものごとへの力の掛け方は、集中して行うことがよいとされることが多いです。
実際のところは、ひとつだけに集中するのが向いていることもあれば、複数を同時進行することが適している場合もありでケースバイケースですが、どちらかといえば「集中すること」が望ましい形とされることが多いです。
このことは、「集中力」という単語が存在することが示していると思うのです。
分散力?という表現が使われないという事実は、通常、複数の事柄に力を掛けるとうまくいかない(という解釈がなされる)ことの多さを示しているとも言えますね。
多くの人にとって、集中することは難しく、気が散ることは簡単です。
しかし、難しいことが素晴らしいとは限らず、簡単にできることのほうが、状況に適しているケースはあると思います。
ひとつに集中することが適している場合もあるけれど、幾つかの分散した力の掛け方がふさわし場合もあります。また、備わっている性質的なもので、「複数の同時進行のほうが力を出しやすい人」もいるものです。
器用なタイプ、幅の広さを備えている人は、そのほうがいいバランスで作業できて、成果が大きくなることもあります。
自分に適したスタイル、その事柄や、そのときの状況に合っているものが良いのであり、必ずしも「ひとつに集中」にとらわれなくてもいいですよね。
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