心の中でいだく「思い」「感情」などにも、エネルギーがあります。その思いを抱いた自分にも、思いを向けた対象にも、エネルギーの作用があるとなれば、
なるべくよい作用のエネルギーを発したいものですし、
そうでない作用のエネルギーには、ふれたくないし、発したくないですよね。
怒りや不満などの感情を抱くことは、否定的な感情ノエネルギーをつくることになるので控えなければならない、と気にする人は多いけれど、
純粋な(という言い方はおかしいかもしれませんが)怒りや不満であれば、「攻撃的な強さのエネルギー」ではありますが、「さほど重いエネルギーではない」です。
心地よい振動ではないし、消耗はするかもしれませんが、それだけです。
ストレートなものは、さほどの重さは生じません。
「思い」「感情」のエネルギーの中で、もっとも否定的な「重さ」となるのは、もつれた繋がりのエネルギー、こじれさせたエネルギーです。
たとえば、「実際には自分のせいなのに、自分は悪くないと思いこみ、相手のせいにしている」とか、「自分の実力不足なのに、世の中の無理解のせいでうまくいかないと嘆いている」とか、
実際と別のところに理由を作り出して納得しようとしていたり、
無理なこじつけで、自分を正当化していたり、
自分の内側でこじれされたエネルギーは、怒りよりずっと重いエネルギーとなり、違和感や停滞感を作り出します。
真面目で複雑に思考をする性質の人は、この点を意識していくことが大事ですね。考え過ぎて、別の事柄に結びつけた解釈をしがちだからです。
風通しのよい、軽快なエネルギーの流れをつくっていけるようにしましょう。
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