この世の人間関係は、同じ要素をもつ人同士が引きあう「波長の法則」というしくみが関連しているので、自分自身と、関わる人たちとの間には、
少しずつ「同じピースが存在している」ことになります。
自分について、わからないこと、迷うことがあるときは、人との関わりをふやしてみるといいでしょう。周囲の人間関係の中に、ヒントがあるはずです。
人間関係がつくられていくしくみとは、たとえば、山田さんとは価値観が似ていて、田中さんとは目指す方向が同じというように、何かしらの共通要素が存在しています。
もし、自分の姿勢や行動などについて、何をしたらいいのか、どのような方向性で進んでいけばいいのか、迷って決められないことがあれば、
人と関わる機会から、少しずつ、ヒントを集めることができます。
相手が気にしていること、相手がやろうとしていること、相手がうまくいっていることの中に自分にも当てはまるものが含まれているという前提で、
相手のようすや、話す話題に注目してみてください。
そうすると、山田さんが「髪型を変えようと思っている」と話したところにピン!とひらめいて、自分もそうしてみようと思ったり、
田中さんの「やることがありすぎて困る」という話題について、「それは、集中してやった方がよさそう」と心の中で思ったことが、自分の悩みの改善にも当てはまっていたりして、
複数の人と関わっていくほど、自分というパズルが少しずつ組み立てられていくように、思考がまとまっていくことに役立ちます。
相手がもつ要素のうちの、どの部分が自分にも当てはまるかは、会話の中で、ある単語が印象にのこったり、その部分だけ大きく聞こえたり、必要なものが目に留まったりするという形で「わかる」ものです。
自分の中の共通要素に、エネルギーが共鳴して「響く」ためでしょうね。
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