すべてが、思い通りに揃っていなくても。

何もかも完璧に揃えてからでないと、動き出せない人がいます。そういう人は、揃わないまま動くことは効率が悪いと思っているか、または、難しく考え過ぎて、揃わないうちはスタートできないという思い込みをしています。

実際には、ある程度のところまで(完璧ではなくてもスタートできそうな程度には)揃っているなら、行動を起こすほうがいいと思います。モチベーションという意味でも、実際の行動による積み重ねが得られる意味でも効果的です。

もしも、揃うまでにかなりの時間が掛かった場合、途中でやる気が薄れたり、揃えたところで気持ちが一段落してしまって実際のスタートに結びつかない可能性もでてきてしまいます・・・。

たとえば、カレーライスを作るときに、じゃがいもがなければ、さつまいもでも一回くらいはいいですよね。または、いもなしのカレーでもいいでしょう。後から手に入ったならば、別鍋で煮て、加えることもできますよね。

一緒に煮込んで作るよりプロセスが増えて味もいくらか下がるとしても、こうした工夫で違う視点からの気づきや学びが得られることは多々あるものです。

その材料が揃わないと完結しないもの(いずれはどうしても必要になるパーツ)と、仮にそれが手に入らなくても相応の形にできるものを、わけて考えることです。そうするとかなり動きに自由度が増えてきます。

普段から、そうした分析的な視点を心掛けて、事柄や要素をわけてとらえることになれておくと、何をするにしても行動がとりやすくなります。

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