大人になるほど、未来に向けて規模の大きな夢を持たなくなり、現実の生活を意識して判断することが多くなります。
若い頃のような夢の抱き方ができないことを残念に思って、「悩み」にしてしまう人が結構いるれど、それは悩むようなことではないですね。誰にも当てはまる普通のことです。
大人になったら、その時点での状況と自分らしさを意識した夢の持ち方に変えていけば、悩みは薄れて、夢と希望を抱いて進んでいけるようになります。
社会にでていない若い頃に、自分の未来がこうなったらいいと、大きな夢をたくさんもつことができるのは、人生の中で「まだ決定していない大きな要素がたくさんある」からです。
将来的にどこに住むかも決まっていませんし、職業も決まっていませんから、いろんな可能性を広く考えることができます。現実的なことも、そうでないことも選択肢に含めた自由な発想ができます。
大人になると、まず職業が決まります(後から変えることはできますが)。家を建てたら、それはそれで幸せでしょうが住むところは決まってしまいます。
・・・というように、大枠が定まると自由に変化を思い描ける対象範囲が狭くなっていくので、以前のような夢の持ち方はできなくなります。決まった範囲内で夢をといっても限度があり、かといってせっかく積み上げてきた枠をとりはらってまで夢を持つべきかもビミョウですからね。
以前のような夢の抱き方は、なかなか「できない」し、しようとしても「あわない」ものになっていくのは自然なことなので、
大人だから抱くことができる「これまでの経験や知恵をいかした夢」を、規模が小さくても、自分が納得するものを描いていけばいいですよね!
経験がいかされて、判断が楽になることは多々あります。若いうちにはわからないことが、わかっているという優位性もあります。
そういうことをいかして、現実的な範囲の夢をもっていくことも、十分にやりがいはありますし、楽しみもあります。
大人も夢をもって未来に向かっていきましょう。
コメント
おはようございます。
いつもためになる記事をありがとうございます。
今日の記事は、読みながら涙ぐんでしまいました。
私は、40歳後半にさしかかったあたりから、20代の頃の自分にあったやる気や夢希望・環境と比較して、年齢を重ねた現在の自分自身を嘆いていました。
結婚して子供に恵まれて住むところもあって幸せなはずなのに、身動きとれないと思ってしまう私。
仕事を探そうにも母親という立場から、仕事に打ち込めた20代とは同じに働けないというジレンマ。
そんな一線から外れた40代に何が出来るのだろう?と悶々としていました。
『若い頃のような夢の抱き方ができないことを残念に思って、「悩み」にしてしまう人が結構いるれど、それは悩むようなことではない。誰にも当てはまる普通のこと』
『以前のような夢の抱き方は、なかなか「できない」し、しようとしても「あわない」ものになっていくのは自然なことなので、
大人だから抱くことができる「これまでの経験や知恵をいかした夢」を、規模が小さくても、自分が納得するものを描いていけばいい』
リカコ様の言葉で、私が悩んでたこと今の状態は、普通のことで自然なことなんだと理性的に受け止めることができそうです。
悲観せず何が出来るか前向きにいこうと思えました。
いつも理性的なメッセージをありがとうございます。
おかちゃん様
若いうちは、いろいろ夢をもって、やりたいことに打ち込めるのは、
自分のことだけ考えていればいいという身軽さがあり、責任の範囲が少ないからだと思います。
大人になるほど、自分以外の人との関わりができて、その関係内での自分の役割があり、責任も増えていきます。
そうなると、自分のことだけ考えていられなくなりますから、
若いうちと、まったく同じようにはいかなくなりますよね。
大人になったら、その状況にみあった夢を、もっていけばいいのだと思います。
経験したことをいかすと考えれば、経験が多いことは有利であり、
既に決まった枠があるからこそ、行動する範囲を決めやすいというのもありますし、
今の自分だからできることを、反映させて、
ここから目指す夢を、もっていきましょう!