受け身でばかりいると、ものごとが進まなくなる時期があります。

いろいろな方のご相談から統計的に思うのは、30代の半ば以降になると、受け身でいては、人生全般の進みや動きが停滞してきてしまうことが多いようです。

あるときふと気づいてみると、以前のようにものごとが進まなくなり、自分だけが周囲の「ちゃんと進んでいるサイクル」とずれているケースがでてきて、

しかし理由がわからずに、どこをどう変えたらいいのかわからない状態になった方からのご相談が結構あります。

自分では気づきにくいことですが、受け身でいることが、全体の流れをとどめてしまっています。

ランプを掲げて進む少女

受け身でいるということは、相手や周囲に「察してほしい」ということ、または、相手から最初の動きをしてほしいということなので、

一般的に期待される「社会の中で30代半ばの人が担うべきとされる立ち位置」とずれてしまい、「ものごとの動きのサイクル」に組み込まれていかなくなるので停滞しだすのです。

社会にでてからの年数によって、期待される役割は変化します。30代半ば以降になると、察してもらえる機会が減っていき、察して動いていくほうの役割を期待されるようになるので、以前と同じ姿勢でいては、まわらなくなってしまうのです。

それは誰かに居場所をとられてしまうこととは違い「そうあるべき動き」をしないことで、自分から、サイクルの軌道から外れた位置を選んでいるということです。

たとえば、与えられたことだけをその範囲内で行うことや、指示されてから動くという姿勢や、自分がきちんとしていれば、誰かが見ていてくれるだろうと、きちんとすることだけを一生懸命やってしまうとか、

受け身の姿勢、相手が察することありきの動きばかりになると、ちゃんとそのことをやっていても、むしろやればやるほど、その場に自分をとどめてしまうこととなり、進む流れにも、ものごとが動くサイクルにものれなくなってしまうのです。

自分の人生をどのように進ませていくのかをしっかりと考えて、

目的を決めて、手段を選び、自発的な動きをしていくようにすると、停滞していたことも再び動き出していくようになります。

コメント