自分を過小評価する「枠」を取り外して、考えてみる。

真面目で慎重な性格の人は、費やした時間や労力が無駄になることが怖いので、そうならないために「自分を過小評価する」考え方がクセになっていることが多いです。

自分には向いていない、自分には関係がないことだ、自分にはできるはずがない、と思っておくほうが、(大成功はしないとしても、少なくとも失敗しないという)安全圏に身を置くことができるからです。

この考え方は、ある意味、自分を守ることにもなるけれど、同時に、人生の可能性を制限する「枠」にもなってしまいます。自分が与えている枠によって、活動範囲や、生き方そのものが狭くなっていないかを、ときどき見つめなおすようにしましょう。

不思議な神殿に白い鳥

考え方が守りに入りすぎると、人生で起こる事柄が「同じことばかり」になります。思考も行動の仕方も「いつもと同じ繰り返し」で新しさがなく、安定はするかもしれないけれど、刺激がなくなります。

頑張ったり、工夫したりしなくても、なんとかなる事柄ばかりでは成長もありません。それではますます、新しいことが起こらなくなり(そのときの自分に見合う事柄が、波長の法則で引きあって展開しますから)、人生が暇になります。

自分を「過小評価すること」は、内的な気分や考え方だけの問題ではなく、人生で起こることに制限をつくり、可能性を狭くしてしまうことにもなるのです。

これからの人生を考えたときに、どのように未来に向かっていけばいいかがわからないときは、この「過小評価による枠」が邪魔して、本来の自分らしい可能性を意識することができなくなっているケースもわりとあるような気がします。

大人がついつい頭で考えてしまう、どうせできるはずがない、そんなことは現実的ではないというきめつけを一度外して、等身大の自分を見つめてみましょう。

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