否定を手放して、人間関係から「新しい刺激」を得ていきましょう。

自分を否定したり過小評価したりする気持ちがあると、選択の場面で失敗しやすくものごとがうまくいきません。なぜなら、ダメな自分にふさわしい(と思っている)低い選択肢を無意識で選んでしまい、一番いい選択肢をとることができないからです。

改善するには、否定を手放すことが大事なのですが(そうすると一番の選択を選ぶことができるので結果が変わってきます)、自分を客観視するのは難しいので、

否定をもったまま「もっと頑張ることでこの状況を押し切っていこう」と力を掛けてしまいがちで、それでもうまく行かないときに(通常はうまくいきません)、自分を被害者にすることで状況を正当化してしまうことがあります。

そのときは気持ちが慰められるかもしれないけれど、長期間続けると、人間関係が減ってしまい、新しい刺激が得られにくくなるので注意が必要です。「自分を被害者にすると人間関係が減ってしまう」説明は、以下のとおりです。

空をみあげる女性

自分を被害者だと位置づけるなら、周囲には(自分の中でそう位置付けている)加害者がいることになります。これ以上の被害を受けたくないと思えば、加害者と想定している人たちから距離をとるようになります。

また「被害者モードの人と一緒にいると、こちらが加害者扱いされるのでは」と考える人が出てくるかもしれず、そういう人は自発的に遠ざかっていくでしょう。そうしてだんだん周囲から人がいなくなります。

以前は周囲に100人がいた環境が10人に減ってしまえば、質のいい情報が入ってこなくなり、誘ったり誘われたりも少なくなり、新しい展開が起こりにくくなります。

人から距離をとりストレスや対立がなくいられるとしても、それでは、周囲に人が少ないために何の人間ドラマも生まれないという、とても暇な状況がつくられることになります。

登場人物が少ないドラマのようなもので、何が起こるかの推察がつけやすく平穏かもしれないけれど、発展性がなくなってしまうのです。

そもそも、うまくいかない状況に負けずに、もっと頑張ることで打開していこうとする人は向上心が高くて努力家です。何もドラマが起こらない状況は、乗り越えるものも、達成感もないので、力が余って飽きてしまいます。

しかし、否定をもったまま新しいことを頑張ろうとしても、また・・・という繰り返しになりがちで、それだとせっかくの努力が形になりにくくもったないので(>_<)、

自分を被害者にしてしまう思考パターンになりがちな人は、自分の心の中を見つめていき、いい形で力をいかしていただきたいですね。

周囲に人間関係があるからこそ、新しい刺激や、楽しい展開が得られる可能性が広がっていくのですから。

コメント