霊的な直感力がある人と、霊的な体感力がある人が、「自分の感覚についてのどのような認識をもちやすいか」にはそれぞれの特徴がみられます。
直感タイプは自分が直感がしたことを信じるのが難しく、逆に体感タイプは自分が体感したことを疑うのが難しく、そのことによって「把握にバイアスがかかってしまう」ことがあります。
なんとなく体感のほうが「わかりやすい」イメージがあるようで、体感を獲得したいというご相談も多いのですが、実際のところ「精度はどちらも同じ」です。どのくらい当たるかと、霊感の種類はあまり関連性がないので、自分に備わっているものを大事に磨いていくほうがいいですね。
直感力が高い人は、直感を信じきれない?
霊的な直感力が高い人は、ごくごく自然に「思考の延長のように」直感が働きます。思考と直感との間に差があまりないので(本当に直感力が高い人はそうなります)、直感を受けとったとしても「これはきっと自分の考えすぎだろう」などと、流してしまうことが多いです。
直感力が高い人は、自分の直感を「疑ってかかってしまう」ところがあります。何回も直感が当たっていても「偶然だろう」という認識から抜けることができません。
体感力が高い人は、体感を過信してしまう?
霊的な体感力が高い人は、ビリっとしたり、ひんやりしたり、体感をともなって情報を把握します。皮膚感覚のように感じとるので、自分と体感が一体化してダイレクトに響き、この感覚を疑うというのが逆に難しくなります。
そのため体感力が高い人は、自分の体感を「過信してしまう」ところがあります。なにしろ自分の体験を伴っているからです。具体的な把握ができて便利なようでも一概には言えず、思い込みにもなりやすいのです。
精度はどちらも同じです
霊的な直感と、霊的な体感と、どちらが当たりやすいという差はみられません。
直感は実体感が薄いのでわかりにくく、体感だと皮膚感覚の実体感があるので本人的にわかりやすいですが、本人的な実体感と、当たっているかの精度は、比例はしません。
スピリチュアリズムでは、優れている人でも霊感の精度は6割くらい、などといわれています(諸説ありますが)。この数字をたとえにするなら、直感タイプも、体感タイプも、6割程度であるのは同じです。どのくらい当たるかは、霊感の種類とはあまり関係がないのです。
自分がもっているセンスを大事に、疑いすぎず、過信しすぎず、
適切に、いかしていくのがいいですよね。
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