「考え過ぎ」は、不安感を作り出し、自分を不安定にさせます。

不安になるような原因はないのに、なぜか不安になってしまうときは「考え過ぎていること」が、その原因なのかもしれません。

苦しい状態のときには、「安心していられるようになりたい」と、そのことが目標になります。今の状況から抜け出したいというゴールが明確になります。

しかし、望んだはずの「安心していられる状態になれた」ときに、今度は「でも、ずっとこのままのはずはない。いつかきっと反動で不安になることが起こるだろう」と、失う怖れがでてくることがあります。

そうなったときに慌てないように、少し悪いほうに考えて備えておこうと考える人は少なくないです。ですが、そうした考え過ぎが、不安感を発生させてしまう原因にもなり得るのです。

適度の備えはいいでしょう。そうして考えておくことが、役立つ場合もあるでしょう。

けれど、何もないのに「考え過ぎてしまう」のは、せっかくの安心していられる状況を、不安定にしてしまい、望んだことと逆の行いをしていると、気づくことは大事です。

考えることも、エネルギーを消費します。エネルギー不足になると、ますます不安になります。

備えているための考えによって、自分を不安定に「している」ことに気づき、その思考を手放すことですね。

つい考え過ぎてしまう自分に気づいたら、「今考えているこの件は、本当に今考える必要のあることなのだろうか?」と、「考えることが、何かの改善や解消に役立つのだろうか?」と、自分に問いかけてみてください。

答えはほとんどのケースでNOのはずです。

考え過ぎて不安になり、その不安感をまぎらわせるために、頭を忙しくさせようとまた思考をする。そうした不安定な状態を作っているサイクルに気づいたら、

考えることから少し離れて、何か別の行動をして、意識の向かう先を変えてみてください。

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