前世で何回も何回も出会っている人と、やはり今世も出会うことがあります

前世で親しい関係だった人とは、初対面でも懐かしい感じがしたり、少しの関わりでもお互いを深く分かり合えたりする不思議な実感を覚えることがあります。スピリチュアルな感性が鋭い人なら、これまで出会った人の中で「あの人や、この人がそういう関係だったかもなあ」と思い当たる相手がきっといるでしょうね。

今回とりあげるのは、それよりもっと回数が多いパターンです。たましいは何度も生まれ変わってさまざまな人生を学ぶわけですが、そうした前世の経験の中で「何回も何回も出会っている」人同士の不思議なご縁というのがあるのです。

前世で親しかったたましい同士が出会うというのはよくあることですが、生まれ変わるたびに（といってもいいくらいに頻繁に）お互いの人生に登場して、気づきを与えたり協力をしたりする関係というのは、まあまあのレアケースかなと思います。

生まれてくる時代や地域が同じでないと出会う機会がつくられませんから、わざわざそうしてこの世にやってくるというのは、そういう課題をもっているたましい同士なのでしょうね。

そこまで深い関わりになると、なつかしいとか親しみとかの「いかにも」な印象はいだかないこともあります。はっとすることも、ピンとくることもないかもしれません。それでも「縁」としかいいようのない関わりがつくられて、お互いの人生に確かな学びを与えます。

何回も何回も‥‥‥となるなら、ともに生まれ変わりが多い「たましいが成熟している人同士」なので、いかにも運命的な何かという感じにはあまりならなくて、お互いの自力に力添えをするような関わり方になることが多いかなと感じます。

前世からの関わりには、いろいろな形があり興味深いです。